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遺伝子・脳の傾向を知る

生物の遺伝子は
(自分を守ること)と(子孫を残すこと)を
優先してプログラムされています。

(自分を守ること)と(子孫を残すこと)ができる生物だけが
生き残っているのです。

 

人類は、アウストラロピテクスから考えても
その歴史300万年の99%以上が飢えとの戦いですから、
ヒトの遺伝子は自分を飢えから守ることに適したプログラムをされています。

例えば・・・
ヒトの身体には血糖値を上げるホルモンが
(グルカゴン、ルチゾール、アドレナリン、成長ホルモン、甲状腺ホルモン、・・・)
と複数あります。
空腹でも獲物を見つけたら動けるようにできています。

一方、血糖値を下げるホルモンはインスリンしかありません。

人類が300万年飢えから身を守るために適応した結果、生命維持装置です。

だから、飢える心配のない現代で、
遺伝子(本能)に従って
(食べれるときに食べれるだけ食べる)+(できるだけ動かない)生活をしていたら
糖尿病(Ⅱ型)になってしまいます。

 

筋肉は使わなければどんどん減っていきます。
狩りをしたり、漁をしたり、農作業をしたり、
生命維持のために筋肉を使う人、使っている人にはどんどんついていきます。
使わない人にとってはカロリーを消費するだけの筋肉はどんどん落ちていきます。

一方、脂肪はどんどん増えていきます。
食べれば食べるだけ、飢えに備えて蓄えられていきます。
これも生命維持装置です。

 

ヒトの脳には
(睡眠・食事・排泄・安全・安定・安心・秩序だった状態)という
強烈な生命維持の欲求というがあります。

筋肉を使う、脳を使う、カロリーを消費することを
(楽をしたい)(面倒くさい)と敬遠します。

このままで十分と向上心を投げ出したら、
すぐに(楽をしたい)(面倒くさい)スイッチが入ります。
これも生命維持装置です。

 

遺伝子(本能)によって、
人は(生命維持欲求)の充足に向かいやすい。

食べたい、寝たい、楽をしたい、友達と遊びたい。
努力は面倒だけど、衣食住は満たしたい。

生命維持が困難ではない現代で
(生命維持欲求)に従って生きていては、
自身の充足だけを考えて生きていては、
受動的で依存的になっていきます。

親に子を支える余裕があり、
会社はいったん雇用すると簡単には解雇にできない。
依存心があればなんとかやっていけます。
生命維持のために依存力が向上します。

一方、受動的で依存的なままでは、
成長しない、成し遂げられない、頼りにならないことを
みんな知っています。

だから
脳の生命維持装置によって、
人は(主体的で自立した人)を好み、信頼します。

人は自分が受動的で依存的でも、
主体的で自立している人が好きです。

人は自分が受動的で依存的でも、
受動的で依存的な人を頼りにはしません。

これも自分を守る、生命維持装置です。

だから
主体的で自立しているほど人気者(キラリーマン)に、
受動的で依存的なほど不人気(残念マン)になります。

主体的で自立しているほど物心両面で幸福に、
受動的で依存的なほど物心両面で幸福であることが困難になります。

これは原理原則です。

食べたい、寝たい、楽をしたい、めんどくさい、はみんな一緒です。

遺伝子(本能)のまま、(受動的で依存的)な人生を送りますか?
遺伝子(本能)に抗って、(主体的で自立)した人生を送りますか?

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