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【情報の非対称性】「シグナリング」とコロナ禍 

売り手と買い手が持つ情報は対等ではありません。
このことを【情報の非対称性】といいます。

自身が扱っている商材における【情報の非対称性】と
それを売り手と買い手がどうやって解消しようしようとしているかを
考えることは効果的な営業活動を行うヒントになります。

 

例えば
保険や共済において
お客さまは、どんな会社、どんな担当者から加入したいと考えているでしょう?
・加入後のアフターフォローがしっかりしている会社
・困ったときに寄り添ってくれる担当者
・気になっていることを適切なタイミングで的確に教えてくれる担当者
ではないでしょうか。

そのことを売り手は、会社は、担当者はわかっているので
言葉では、口では
「加入後のアフターフォローをしっかりします。」と言いますが

買い手は、お客さまは
それが本当なのかわかりません。
【情報の非対称性】です。
わからないので
実際に加入後のアフターフォローを見て
困ったとき、トラブル時の対応を見て
判断しようとします。
【情報の非対称性】を解消しようとします。

だから
車で事故をしたときに保険会社の対応が悪いと
ダメな会社と烙印を押されます。
この印象を払拭することは
多くの場合は不可能です。

逆に
このときの対応が抜群だと
顧客はこの会社から離れません。

 

売り手が
買い手の【情報の非対称性】解消に
わかりやすい情報(シグナル)を送ることを
シグナリングと言います。

上記の場合だと
お客さまがピンチの時
困っているとき、不安なときに
効果的な対応、適切な対応をすることです。

 

できる渉外役席は
できる渉外担当者は
顧客のピンチを、不安を
シグナリングの機会と考えます。

今、何をすれば
【情報の非対称性】が解消されるか
頼りになる会社、頼りになる担当者と印象付けられるか
に集中します。
注力します。

 

今、コロナ禍だと

手段は
電話でしょう。

内容は
①「お変わりございませんか?」
②コロナ特別処置のお知らせ

これを1軒でも多くに実施することです。

お客さまの
今の不安を少しでも解消します。
ずっと抱えている不信、不安を解消します。
その結果
あなたは選ばれる担当者になります。

選ばれる担当者になれば
契約は後からついてきます。

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