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バイアス と ナッジ

人が自発的に望ましい行動を選択するように促す仕掛け
(望ましい行動を選択するように)人の心を動かす仕掛け
「ナッジ」
について考える前に

なぜ ナッジに効果があるのか?
なぜ ナッジを仕掛けることができるのか?

 

それは
人の思考に 偏り「バイアス」があるからなんです。

人は事実ではなく
認知フィルターを経由した主観で
ものごとの判断や決断をしています。

そこに
バイアス(偏り)が生まれます。

 

例えば

人は
将来に渡る経済的な安心を考えると
保険や共済に加入しておくことが合理的だとわかっていても・・・
将来に起こりえる不安をイメージできていない状態では
・毎月の掛け金の負担
・使わなかったときの掛け捨て総額
といった損することばかりが気になって
加入に踏み切れません。

これが
・家族を残して死んでしまった
・子どもが小さいのに夫が死んでしまった
・事故で今と同じようには働けなくなった
・ガンになってしばらく治療に専念して仕事を休むことになった
そんな起こりえる未来が想像できてしまうと・・・
そんなとき私はどうなるのか?
という人生のリスクが気になって
早く保険に加入しておきたいと考えるようにます。

 

人には「損失回避性」のバイアスがあるので
こうなります。

 

いくらお客さまのことを親身に考えて
保険商品の良さを説明しても
加入することによる利益を説明しても
保険に加入したいとは思ってもらえない。

それが
もしものときのことが想像できる話をして
現状のままだと起こりえる不利益
現状のままだと起こりえる損失
を具体的にイメージしてもらうことができると
「このままでは心配」
「保険に加入しておきたい」
と思ってもらえる。

そんな話の流れが
人の「損失回避性」を理解した
「ナッジ」と言えます。

 

ナッジを考えるには
バイアスの理解が必要だということです。

リテール営業をするなら知っておきたい
お金にまつわる判断に影響している
7つのバイアスを紹介します。

リテール営業は知っておきたい 7つのバイアス

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