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働き方改革と 副業

日経新聞(3月29日朝刊)で「新生銀行が副業解禁」の記事がありました。在籍する企業で知り得た情報を利用して他の組織、他の仕事をしようとすることは厳格に禁じたうえで、兼業・副業を解禁する。
兼業・副業を原則禁止の金融機関の中で、たいへん歓迎されるチャレンジだと感じます。

一人の人は一つの仕事に集中した方が効率的です。
効率的なことが幸せか、意欲が高まるか、効果的かというと違います。

厚生省の「働き方改革」の目指すものには、投資やイノベーションによる生産性向上とともに、就業機会の拡大や意欲・能力を存分に発揮できる環境を作ることが重要な課題、とあります。

意欲と能力のある個人に対して、複数の役割をそのときそのときで時間配分を変えながら取り組む方ことに寛容な組織になれば
その個人はいつも、今一番大切な役割に時間とエネルギーを注いで生きていることになり、意欲と経験と能力を向上・維持させることができます。

一定のキャリア以上を前提に、裁量労働制を選択できるようにし、働き方に自由度を持たせる。
自分の裁量で、育児時短も趣味時短もボランティア休暇もできるようにする。
ルールの範囲内で兼業・副業を容認する。
自由度と見合った責任を負ってもらう。

個人に成果責任をきちんともってもらったうえで兼業・副業を容認することは、能力・経験値の高い人材の流出に効果です。
他社に勤めるハイスペック人材を兼業・副業で活用することは、生産性を向上させます。

(Eiichi Konomi)

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