人は決めつけます。
良くも悪くも
全てを知る前に
これまでの経験に基づいて
だいたいわかったような気になる。
家の近くで
黒ずくめの見慣れない人と遭遇したら
「怪しい人だ」と決めつけて
振り返りながら歩いたり
警戒します。
エアコンを買いに行って
自分の話をよく聞いてくれる店員がいたら
「よい店員だ」と決めつけて
勧められた商品も
よい商品だと信じて
買ってしまいます。
いつも言い訳をする部下が
事情を説明し始めたら
「また言い訳が始まった」と決めつけて
話を制止してしまいます。
ちょこちょこ顔を出して
話を聞いてくれる営業マンは
「私のことをよくわかってくれている」と決めつけて
「私に合ったものを提案してくれる」と決めつけて
何か勧められたら
よく検討せずに加入してしまいます。
それが
ヒューリスティック(近道選び)と
ヒューリスティック(近道選び)とによる「認知バイアス」です。
多くの場合は正解で
決めつけが正解への近道になっています。
| (引用:Wikipedia) ヒューリスティックとは 必ず正しい答えを導けるわけではないが、ある程度のレベルで正解に近い解を得ることができる方法である。 答えの精度が保証されない代わりに、回答に至るまでの時間が少ないという特徴がある。 ~~~~~~~ 心理学におけるヒューリスティックは 人が複雑な問題解決などのために、何らかの意思決定を行うときに、暗黙のうちに用いている簡便な解法や法則のことを指す。 これらは、経験に基づくため、経験則と同義で扱われる。 判断に至る時間は早いが、必ずしもそれが正しいわけではなく、判断結果に一定の偏り(バイアス)を含んでいることが多い。 なお、ヒューリスティックの使用によって生まれている認識上の偏りを、「認知バイアス」と呼ぶ。 |
多くの人が
人の判断基準、正解への近道に
持論をもっています。
いつも時間を守る人は・・・
よく時間に遅れる人は・・・
いつも早めにやってくれる人は・・・
よく期限に遅れる人は・・・
太っている人は・・・
筋肉質の人は・・・
神経質な人は・・・
大雑把な人は・・・
話し好きな人は・・・
聴き上手な人は・・・
高学歴な人は・・・
二代目社長は・・・
若いころに苦労した人は・・・
それが
人の判断基準におけるヒューリスティックです。
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