もう1つは
「物質的報酬から精神的報酬」の
価値観の変化です。
空腹のときにコンビニを見つけたら
すぐにパンを買ってしまいます。
満腹のときであれば通りすぎます。
ゴルフ場では水が250円でも
喉が渇いていたら買います。
人は、足りないもの、不足しているものに価値を感じます。
食べ物に困った時代の人は、食べ物に価値を感じます。
団塊の世代であれば
みんなと同じような水準の暮らしがしたいという価値観。
みんなが持っているものを
同じように持ちたい。
それを買うためにお金に価値があります。
次の世代は
みんなと同じではなく、
みんな以上と思われたいという価値観。
みんなよりいいものを身につけたい。
そのためにお金を必要とします。
それを見て育った世代は
みんなより上とか下とかではなく
みんなと違うと思われたいという価値観です。
みんなと違うものを持ちたい。
そして次の世代は
「ありのままの自分を認めて」という価値観です。
みんなより上
みんなと違う
そんな苦労をしなくても
「ありのままの自分」を受け入れてほしい。
物質的に満たされた時代になったことで
物質的報酬への価値が低下し、
全体的に価値観のステージが
精神的報酬に上がっています。
マズローの欲求段階説を使うと
(安全/所属)から
(所属/承認)、(承認/自己実現)
への変化です。
価値観が物質的報酬から精神的報酬へと変化しているのです。
物質的な欲求が低い分
仕事においては
仕事だから生活のために我慢する、受け入れる
という思考ではありません。
その仕事がしたくなければ辞めます、我慢しません。
その組織にいたくなければ出ていきます、我慢しません。
お金のために我慢したり
安定のために我慢したりしないのです。
それは忍耐力とか精神力とかではなく
価値観です。
居心地のいい場所で、やりがいのある仕事をすること
自分の成長につながる人と、自分の成長につながる仕事をすることが
大切。
居心地のいい場所で、やりがいのある仕事であれば
自分の成長につながる仕事であれば
課題解決に向けて力を発揮する努力をしてくれます。
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