「週間計画は 習慣計画」
週間計画はセルフマネジメント習慣の定着のために最も重要な作業の一つです。
私は、<週間計画は「大きな石から入れる」>の話を「7つの習慣」研修(フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社)で初めて聞いたときは目からうろこでした。
これは、「優先順位を考える」「優先事項を優先する」「最も大切なことは、最も大切なことを、最も大切することです」などいろいろな表現で言われていることで知識ではわかっていながら、なかなかできていないことでした。
それからは新人教育の教科書に「7つの習慣」を使い、この10年で何回も読み返しています。私の人材開発の考え方の軸になっているのが「7つの習慣」です。
目的・目標の実現にとって最も重要な作業。それはたいていの場合、まとまった時間が必要で面倒なことです。
営業職であれば、「見込客との有効面談」の次に「見込客との有効面談アポイントの取得」「面談の効果を高めるための準備」「商品知識、周辺知識に対する勉強」が重要な作業です。
成績が継続的に上位の人は「アポイント取得」「準備」「勉強」に優先的に時間を割いています。
これが「大きな石」です。
目的・目標をもって時間とエネルギーを割いている役割であれば、その役割の成功に必要な「大きな石」があるはずです。
「小さな石」を優先して「大きな石」が中途半端になっていませんか?
「7つの習慣」研修では、実際にバケツに(大きな石)(小さな石)を入れてみます。
(小さな石)を先に入れて、後から(大きな石)を入れると、(大きな石)がバケツからはみ出します。
(大きな石)を先に入れて、後から(小さな石)を入れると、(全ての石)がバケツに収まります。こぼれたとしても、それは(小さな石)です。
私は目から鱗でした。
そんな簡単なことなんだ。
大きな石から入れたらいいんだ、と。
私自身がこの10年で効果を実感しています。
指導したメンバーを含めて周りを見渡しても長く成功している人は「大きな石から入れる」習慣をもっています。
あなたの役割における「大きな石」は何ですか?
「大きな石」から先にスケジュールに入れていますか?
菓 英一(Eiichi Konomi)
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