おはようございます。
自立、「精神的自立」は社会で活躍するためには必要不可欠です。
精神的に自立し、自ら課題を見つけ・課題解決の方法を考え・やると決めたことをやり続け・つらくても逃げ出さない・落ち込んでも自分で気持ちを持ち直す、そんな人は自分に合った分野で必ず活躍し、経済的にも自立しているはずです。
人は何でも自分でしたいという欲を持っている一方で、楽をしたいという強い欲を持っています。
人間の歴史は飢えとの戦いです。空腹でも血糖値を上げるホルモンはアドレナリンなど複数ありますが、血糖値を下げるホルモンはインスリンしかありません。
無駄に動いたり考えたりしてカロリーを消費しないで楽をしていたいというのも、3万年の歴史の中で刻まれた遺伝子です。
できるだけ楽をしたいという遺伝子があるので楽にはすぐに慣れます。
・肉体的自立ー食事・排泄・着替え・入浴・移動・身の回りのことも、誰かが毎日やってくれるとだんだんと人任せになる人もいるはずです。
・精神的自立ーもう諦めてもいいと声をかけられ、つらそうだと慰められ、課題を見つけてもらい、その方法も考えてもらう、そんなことが続いているとだんだんと人を頼り、自分で解決したり、乗り越えたりしなくなります。
・経済的自立ー誰かが毎月十分なお金をくれたら働かなくなる人はきっとたくさんいるでしょう。
働かなくても十分なお金があり、つらいこと・たいへんなことは避け、身の回りのことも人にしてもらう。
それが幸せでしょうか?
「自立を妨げるもの」
それは他人の課題に手を差し伸べる人です。
子どもの課題に手を差し伸べる親
部下の課題に手を差し伸べる上司
そのことに慣れてしまう自分
菓 英一(Eiichi Konomi)
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私たちが人材開発において最も大切にしていることが【積極的相互依存】の価値観です。
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