おはようございます。
社会で活躍している人に共通していること
それは「自立」していることです。
「自立」とは何でしょうか?『デジタル大辞泉』を引用すると
・他への従属から離れて独り立ちすること。他からの支配や助力を受けずに、存在すること。
・支えるものがなく、そのものだけで立っていること。
「自立」は、肉体的自立、精神的自立、経済的自立と分けられます。
人は生まれて数年で、食事・排泄・着替え・入浴・移動・身の回りのことを、他人(特に親)に頼らず、一人でできるようになります。子どもと過ごしたらわかると思いますが、人間には基本的に「自分でしたい」という欲望があります。ー肉体的自立ー
※お身体に障害のある方などを除いて一般的に
それから、地域・保育園・幼稚園・小学校・中学校・高校・クラブ活動・アルバイト・大学などを通じて、他人と関わり協力したり交渉してりする・つらいことがあっても自分で乗り越える・プレッシャーに耐える・周りに合わせて素早くするなどができるようになります。ー必要最低限のコミュニケーション力ー
この時期は同時に将来経済的に自立できるように準備する期間です。
たくさんの習い事をされた方もおられるでしょう。課題が与えられ、練習するを繰り返す。定期的に発表の場があり、評価される。嬉しい思いや悔しい思いをして、また練習に励む。
練習がハードなクラブに入っていた方もおられるでしょう。厳しくても毎日休まず練習に行く。レギュラーになれたりなれなかったり、試合に勝てたり負けたり、嬉しい思いや悔しい思いをして、また練習に励む。
勉強もたくさんしました。勉強が得意でも苦手でも小・中・高と12年間は多くの方がします。それは経済的自立に必要な力だからです。得意な人も苦手な人もたいていの場合は遊ぶ方が好きです。勉強しない方が楽です。
この過程で、自ら課題を見つける力、課題解決の方法を考える力、やると決めたことをやり続ける力、つらくても逃げ出さない力、落ち込んだ気持ちを持ち直す力が身につきます。ー精神的自立ー
社会に出たら働くことで報酬を受け取り自分のお金で生活ができるようになります。それだけでは経済的自立とはいえません。
受け取る報酬に見合う仕事ができることがー経済的自立ーです。
社会に出て働くことは、学生時代よりも(自ら課題を見つける力)(課題解決の方法を考える力)(やると決めたことをやり続ける力)(つらくても逃げ出さない力)(落ち込んだ気持ちを持ち直す力)ー精神的自立が必要とされます。
社会に出て、なりたい自分をみつけ、そこに向かって努力する人はますます精神的に自立していきます。
望む生活を維持させるのに十分な報酬に見合う仕事ができることー「経済的自立」ーの土台となるのが「精神的自立」です。
菓 英一(Eiichi Konomi)
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私たちが人材開発において最も大切にしていることが【積極的相互依存】の価値観です。
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