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【 積極的相互依存 】

【積極的相互依存】は、すでに社会で活躍している人に共通する3つの<価値観-知識-技能>です。

相互の依存の価値観
主体的で他者の力になり自立していると同時に
周囲と信頼関係を構築し他者の力を借りて相乗効果を発揮している
~価値観を変える

セルフマネジメント習慣
大切役割と大切な役割における理想的な成功イメージを明確にし、その姿に近づくための方法論の実践を習慣化します。
主体的である、他者の力になっている、自立していることを習慣化します。
~時間の使い方を変える

グッドコミュニケーション習慣
他者の力を借り、相乗効果を発揮して成功するイメージを明確にし、その姿に近づくための方法論の実践を習慣化します。
周囲と信頼関係を構築している、他者の力を借りている、相乗効果を発揮していることの習慣化を学びます。
~関わり方を変える

・幸せであるために
自分自身の人生がより実りあるものになるために
自分自身が物心両面で幸福な人生をおくるために
大切な人の人生がより実りあるものになるために
大切な人が物心両面で幸福な人生をおくるために
どうしたらいいのか?

・計画された偶発性
クランボルツ教授が提唱するキャリア理論、①キャリアは偶然の出来事に最善を尽くすことの積み重ねで形成される、②学習し/継続し/楽観であり/柔軟であり/チャレンジすることが望ましい偶然を引き寄せる、というプランドハプンスタンス(計画された偶発性)理論は広く賛同・共感を得ている考えです。

プランドハプンスタンス(計画された偶発性)は、キャリアだけでなく人生にもあてはまります。
人生は良くも悪くも計画通りにはいきません。努力が報われないときもあります。周りに助けられて想定以上にうまくいくときもあります。様々な偶然の出来事、予期せぬ出来事が追い風にも向かい風にもなります。その人にどんな偶然が起こるのか、その偶然がどう影響を与えるのかは、その人の判断・選択・行動の積み重ねです。
努力が報われないとき、挫折をしたとき、その後どう行動するかです。
うまくいったとき、周りに助けられたとき、その後どう行動するかです。
どんな判断・選択・行動をするかを決めるのは、その人の価値観です。
どのような価値観をもち、どう判断・選択・行動することが望ましいのでしょうか?

・原理原則
どんな価値観を持って判断・選択・行動していると、良いことが起きて悪いことが起きないのか、悪いことが起きてもそれに大きく引きずられないのか。
どんな価値観を持って判断・選択・行動していると、悪いことが起きて良いことが起きないのか、良いことが起きてもその後にしっぺ返しがくるのか。
その答えは普遍的です。
正直か不正直か、誠実か不誠実か、真面目か不真面目か、親切か不親切か、勤勉か怠慢か、質素か浪費か、無欲か欲張りか、積極的か消極的か、明るいか暗いか、元気か元気がないか、素直か頑固か、健康か不健康か、謙虚か横柄か、自責か他責か、思いやりがあるかないか、
日本昔話でもグリム童話でも紹介されています。

目的地への最長距離は近道。
普遍的、原理原則に合った価値観を持ち、判断・選択・行動することが、地道ですが望ましい最短距離です。

【積極的相互依存】
個人が物心両面で幸福あるためには、原理原則に合った価値観で判断・選択・行動することが大切です。
正直、誠実、真面目、親切、勤勉、質素、無欲、積極的、明るい、元気、素直、健康、謙虚、自責、思いやり・・・どれも大切です。
その中でも、社会や他者へより多くのものを与え、自身もより多くのものを物心両面で受け取るために身につけたい価値観・知識・技能が【積極的相互依存】です。
自分が身につけたい。子どもにも身につけさせたい。部下にも身につけさせたい。そんな価値観・知識・技能です。

【積極的相互依存】は
・お互いがしっかりと自立したうえで必要なときにはの相手の力を借りる「相互依存」状態を積極的に目指す考え方
・「自立」し続けるための考え方・知識・技能
・「他者と良好な協力関係」を構築・維持するための考え方・知識・技能
の3つが統合した
・個人を物心両面において幸福
・組織を持続的成長
に導く価値観・知識・技能です。

相互依存状態を目指す価値観
①自立して生きる価値観
社会や他者の力になりたい、そのために自分の力を高めたい、自分の力を高めるために努力をする、社会や他者の力になるを実践する、という価値観
できるだけ楽をしたい、与えるより受け取りたい、自分でするより頼りたいという依存的な考え、を退ける価値観

②協調して生きる価値観
自分で精いっぱい努力してそれでも届かないときは諦めずに他者の力を借りる、いつでも力を借りれるような信頼関係を構築しておく、偉大なことは一人ではできない、という価値観
*他者と信頼関係を構築する要件に自分が自立していることが含まれます。自分が自立できていないのに、自分でできる範囲の努力を怠っているのに他者に協力を求めるのは依存であり協調ではありません。

自立して生きるためのセルフマネジメント習慣の知識・技能
①命の使い方を考える、定める
この1年、3年、5年、10年、30年、この命を何のために使うのかを考え、定める
夫として妻のために、親として子のために、職業人として社会のために、上司として部下のために、・・・
②目標や課題を考える・定める
③目標達成や課題解決のために日々実践することを考える、定める
④実践すると決めたことをどうやって自己管理するかを考える、定める
⑤実践すると決めたことと、定めた手法での自己管理を継続する

協調して生きるためのグッドコミュニケーション習慣の知識・技能
①成功するための原理原則を学ぶ
②複数の心理学や理論をベースに人間心理について学び、現場でどう応用できるかを考える
③今後実践する「グッドコミュニケーションの掟」を作成する
④掟の内容はこれまでの自分と比較してどうか、周囲はどう変わりそうかを考える
⑤掟を日々実践し、自己管理する

まず、自立すること、自身の能力・実力を高めること
そして、頼られたときは力になること、それでも横柄にならないこと、必要なときは力を借りること
さらに、周囲の力を借りて偉大なことを成し遂げようとすること
それが【積極的相互依存】です。

【積極的相互依存】は、自分が十分な努力をせずに、周りの力を上手に使って、楽に早く成功しようというものではありません。地道で面倒で時間がかかります。
宮崎駿監督も「大事なことってたいていは面倒くさい」と言っています。
その通りです。

(Eiichi Konomi)
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